映画『いとみち』動画を無料でフル視聴！NetflixやHulu/Amazonプライムで配信してる？

koji

40代男性

こういう映画を見ていたい。などと思いました。横浜聡子監督作品ということで、青森が舞台です。で、当然のように津軽三味線が出てきます。タイトルの『いとみち』には、主人公の名前である「相馬いと」と三味線の「いと」が掛かっていて、その両者の進むべき「みち」といった意味でしょうか。主演の駒井蓮さんがいいです。人見知りで津軽弁がきついっていうのは、パブリックな青森人のイメージじゃないでしょうか。ちょっぴりとっつきにくいけど、実は暖かくて、うちには強情っぱりなところを秘めていたりする、なんてところも。なんにしても、津軽三味線とメイド喫茶をくっつけるなんて、さすがは横浜監督です。他の出演者も皆よかったのですが、メイド喫茶の常連でいとに好意を抱くお客さん役の宇野祥平さんがいい味だしてます。それと、本物の津軽三味線奏者である西川洋子さんがいとの祖母役で出演していて、見事な演奏も見せてくれます。なんとこの方、あの津軽三味線の巨星・高橋竹山の最初の弟子だというから驚きです。

イスト

30代男性

映画「いとみち」は、オール青森ロケでシングルファーザーと一人娘の家族の交流や絆を描いた作品です。父親の耕一を演じたのは演技派俳優・豊川悦司で年ごろの娘のことを心配しながらも、上手に愛情を表現するのが難しい不器用な父親を見事に演じています。また、娘のいとを演じた駒井蓮は今回が映画初主演ということですが、極度の人見知りがメイド喫茶でのアルバイトを通して大きく成長していく過程をしっかりと演じていて、その爽やかな可愛さはフレッシュな魅力に満ちています。ラストで、ミニコンサートで津軽三味線を披露するシーンでは、アクシデントにもめげず、最後まで頑張るひたむきさやそれを支える父親の姿を見て、思わず涙が出ました。家族のありがたみは、日頃から頭では思っているものの、直接言葉で表現したりすることはなかなか恥ずかしくて出来ないものですが、この映画を観て素直に家族への愛情を伝えることは大事だなぁとあらためて思いました。

torami

50代女性

ここまでネイティブな方言（青森県の津軽弁）を使った映画はなかったのではないだろうかという作品です。聞き取れない部分も結構あるかと思いますが、それゆえ嘘のない実際の家族の姿のように感じました。主人公は、三味線はひけるけれど、どこにでもいるような普通の少女。思春期にありがちな、なんとなく家族に反発してみたり、三味線をひくことが恥ずかしい気持ちになったり。でも、思い切ってメイド喫茶でバイトを始め様々な人と触れ合う事によって、自分自身を見つめ直すようになります。その成長する姿がとても愛おしかったです。少女を見守る父と祖母の温かさも心に染みました。ことさら感動させようという演出ではないのですが、じわじわとした感動で涙が出ました。少女の姿にかつての自分を思い出したり、親のような気持ちで応援したい気持ちになったりしました。さすが、横浜聡子監督だと思いました。淡々としながら深い物語です。監督自身が青森県出身という事もあってかと思いますが、青森の自然のキレイな場面が沢山あるのも見どころです。古坂大魔王さんが、重要な役で出演されていて、クスッと笑えます。主演の駒井蓮さんはキュートだし、演技も良くてファンになりました。

まる

30代女性

この映画のタイトルの「いとみち」とは、三味線を弾くときに指にできる糸道のことです主人公いとは、青森県弘前の高校に通う高校生です。彼女の特技は津軽三味線でしたが、強い津軽弁訛りと人見知りのせいで、本当の自分は誰にも見せられず、友人もいませんでした。そこではじめたのが、メイドカフェでのアルバイトでした。少しあやしげな店長、先輩メイドたちのシングルマザーの幸子、漫画家を目指す智美、そして風変りな常連客たちなど個性的な登場人物がでてきます。主人公の父親も登場し、いとの成長が描かれています。人見知りで不器用な主人公のいとが魅力的な作品でした。友だち、家族、自分自身、これまで自分には見えていなかったこと、見ようとしてこなかったことをゆっくりと見つめていく姿に感動しました。そんないとを見守る父の瞳の優しさ、全てを包み込むおばあちゃんの温かさ、カッコ良さに胸がいっぱいになり、主人公を応援してしまいたくなる作品でした。映画の中でも、いととおばあちゃんが一緒に津軽三味線を弾くシーンが印象的でした。

りょうひろ

30代男性

三味線ができる女の子の恋愛ものかと最初は思いましたが、良い意味で期待を裏切られました。映画のポスターを見る限りはっちゃけた感じの今風のノリかと思いきや、田舎特有のジメジメとした陰鬱さや都会への憧れと言った妙に地味な展開に愕きました。メイドカフェで働いてる割に津軽弁全開なのも違和感バリバリで、こんな甘酸っぱい青春時代あったな?と思ってしまいました。しかし当の本人は至って真面目でメイドカフェで働きながらも、三味線の勉強は続けるという文学女子っぷりにまた心が動かされました。田舎というのはどこも面白味に欠ける所ですが、この女の子はそんな田舎の良さを体現していますし自分の住む街から出たいと思いつつも、故郷への思い出も忘れられないという感じがリアリティがありました。

ソックバス

40代男性

出演している駒井蓮さんさんはとても可愛らしい出で立ちでかなりの器量の良さを感じるとともに清純な感情を体の底からにじみ出ているようでした。そんな彼女は今回津軽を話すという役どころを見事演じられており、自身が青森県の出身ということから自然なその津軽弁が出ていて可愛らしかったです。聞き取れるか聞き取れないかわからないかぐらいの津軽弁が出てきているので一瞬何を言ってるのか分からないところもありますが、それでもきちんと考慮されて映画の進行上差支えの無い津軽弁で演じられていました。未だに成長の伸びしろのある彼女の今後に活躍を期待したいと思います。私自身、津軽三味線というものにとても興味があり、リズミカルな奏といにしえの楽器という見事なギャップが感動的な曲を作り出すので、そういった津軽三味線の良い所が聴けるのも見どころであります。

Tetsu

30代男性

駒井蓮ちゃん演じる相馬いとがハマり役です。日本映画でこんなに口が図の少ない主人公というのも珍しいと思います。メイド喫茶で津軽三味線といったインパクトが目を引くが、クライマックスに至るまで丁寧に描かれていました。駒井蓮が自ら弾くのも息を呑むし、父親役のトヨエツを始め、キャスト人が良い味を出していました。そのほかの登場人物はそれほど誇張されたキャラクターはいないし、全体的に穏やかな空気が流れている作品でした。要所でグッとくるエモいシーンや私の知らなかったことが描かれていて、途中、涙が止まらなくなってしまいました。私自身、青森出身ではないこともあり、津軽弁が聞こえてくると思わず標準語の字幕が欲しくなりました。

たま

30代男性

主人公のいと役をやっていた駒井蓮さんがとても気になってしまいました。若手の女優さんなのですが、すごく雰囲気があってこの先ブレイクしそうな雰囲気がぷんぷんと匂い立っていました。津軽弁にコンプレックスを持っているいとをすごくうまく演じていましたね。やっぱり内向的ないとがメイド喫茶でバイトを始める展開に目が離せませんでした。自分を変えようと未知の領域に飛び込んでいく姿に注目です。メイド喫茶の服にかすかな憧れを持っているいとが何だか可愛らしく見えてきますね。やはりこういう映画の主人公というのは若干影があった方がキャラが映えるというのはお決まりだと思うのでその点では成功していると思います。この映画を見た事で津軽三味線を始めたくなってしまうことは間違いありません。