映画『梅切らぬバカ』動画を無料でフル視聴！NetflixやHulu/Amazonプライムで配信してる？

ぺーんしょー

30代男性

生きている限り、迷惑をかけるしかけられる。みんなお互い様なんだよなあ。そんな当たり前のことを思いましただけど、今の殺伐とした世の中だとそんな理想言ったって誰も理解しないよ、そんなの昭和の感性だよ、っていうのがスタンダードになってしまってますよね。加賀まりこさんと渡辺いっけいさんの存在感がよかったです。加賀まりこさんは昔バラエティによく出ていたときのイメージのままでいましたが、映画の中では全く違いますね。さすが、女優さん、という感じで感銘を受けました。厳しい社会の中で、なんとなくユーモラスな雰囲気を持ちながら、ひっそりと、しかし逞しく生きている様が素晴らしかったです。見ている人に問題意識を持たせる社会派映画としても、エンターテイメント映画としても良作だと思います。

鐘セレブ

40代男性

障害を抱えた息子と母親との愛の話、その後に待ち受けている暗い未来を感じさせながらも前向きな生き方に感銘を受けるものでした。劇的な結末によりハッピーエンドのスカッとするような話ではないものの、それがゆえにこの映画の評価が高いものとお見受けします。暗い気持ちになるということはあまりなく、日々目にしている日常のニュースのような延長線のお話なのですが、うまくいかない支え合いを感じられます。ふとした拍子に塚地がお笑い芸人だということを思い起こさせてくれるが、それを感じさせないぐらいの衝撃的な演技でドンドン引き込まれ忘れさせてくれた。リアリティのあるグループホームでの出来事など、語られない部分などがあり常に現実的であった優しい物語。

ayumi

40代女性

加賀まりこさんとお笑いのドランクドラゴン、塚地武雅さんが親子役で共演していた映画ですが、塚地さんが自閉症という難しい役どころなのに違和感なく演じていたので凄いなぁと思いました。また母親役の加賀さんもTVでは毒舌なイメージですが、息子へ向ける愛情あるまなざしや笑顔など女性らしさがあって好演だったと思います。生活の中でマイノリティな個性があると生きづらさがあるのが描かれていて周りの協力がやはり必要だなぁと感じました。親子と交流を深めていく夫婦役で渡辺いっけいさんと森口瑤子さんが出ており、なかなかいい味出していたと思います。タイトルに出て来る梅の木も植物としての役割だけでなく、映画の芯の問いかけの役割も果たしていて奥深い作品でした。生きづらさを感じているひとが多いけれど、誰もがそれぞれに抱えていて小さな喜びや家族との関りがあると力になるのだなぁとも感じました。

よしひと

30代男性

本作は高齢と母親と自閉症という障害を持つ50歳の息子の二人の姿を描いたヒューマンドラマで、すごく落ち着いたテンポで展開されていきます。ですが、描かれる内容は高齢社会、パラサイトシングル、そして、障害者との共存など現代の日本が持つ大きな社会問題を描いており、観ていると、ズシンと心に響くシーンも多々あります。そして、誰しもが直面するかもしれない身近な話題だからこそ観る人の心に響くのだと思います。息子役を演じた塚地武雅は言わずと知れたお笑いコンビ・ドラングドラゴンのボケ担当ですが、役者としても確固たる地位を築いており、今作でも自閉症という障害を持つ役を感情豊かに演じております。そして、母親役を演じた加賀まりこさんの演技も等身大の演技が非常に共感できました。ぜひ親子で見てほしい映画になっております。

ぱんだこ

50代男性

今の社会の世相を反映した映画だと考えます。自閉症の息子である忠男とその母である山田珠子という一つの家族を 通じて次第に年老いていく母の不安や、50代にして独り身である忠男の今後の人生のあり方をどう過ごすべきかを リアルに描いており考えさせられる点がとても多かったです。山田珠子は占い師として現役で、忠男の世話をこなしています。 しかしいつの日か来るであろう、山田珠子にとり加齢による限界。その後、わが息子はどうなるのか不安になります。 解決方法に、忠男をグループホームに入所させるという手段を取ろうとします。 しかし忠男と、もう一度母と共に生きていこうと決める所には感動しました。また隣人の里村さんと次第に親しくなり、 やがて里村茂さんが言った山田珠子へのアドバイスは、忠男のためにやってみる価値はあると、将来に希望が持てる 気持ちに素直になれました。いい映画だと考えます。